美人は性格が悪いほうがいい

個人の感想です。

 

前提として、学力や専門性のスキルもなく、かつ生活を共にするパートナーにもその美人を専業主婦として養い1馬力で子供を育てられるだけの財力がない場合。

 

私はまぁまぁそれなりに大きな企業で正社員として働いているアラフォー女である。子供は二人、旦那は大手企業社員かつリモートワークで安定しており、家庭はなんだかんだで目先のお金に困ることもない。日々飲むストロングチューハイやスーパーの買い物に困らないくらいの、ちょっとだけ裕福な中流家庭である。

 

私は今仕事で採用の書類選考と一次面接を担当している。雇用形態は契約社員

採用活動を初めて、半年ほど経った。目を通した書類は100枚以上。

 

この令和の世で、性別を理由にする採用はしたくない。それでもやっぱり、性別と持って生まれた容姿というやつは生き方に大きな影響を与えるんだろうなぁと思う。

三十過ぎても、昔はモテたんだろうなぁと想像付くぐらいの美貌。人当たりの良さで笑顔は可愛い。でも、専門的なスキルはない。笑ってニコニコして、コミュニケーションが取れたら苦労しない人生だろうなと思う候補者がいた。

そんな女性が誰かしらに求婚されて結婚するのは当然の流れだろう。しかし、結婚相手の収入だけでは生活が不安で、結婚したものの女性は働く必要がある。

 

さて、こんな女性はどのような仕事をすれば良いのだろうか。

 

派遣やアルバイトで、ルーティンの仕事ならまだまだいくらでもあると思う。でも受付嬢をしていたその女性は、今後結婚や子育てをしても長く働けそうな事務職になりたいと言う。

エクセルに不安があるのに、ヒヤリングをしても事務スキルを高めるだけの努力も経験もないのに。

ないものねだりにも程がある。

 

きっと、この女性が美人で性格が悪ければ、どこかで顔がいいだけでは将来生きにくいと学ぶだろう。そしてそれを元に生存戦略を考える。専業主婦できるだけの相手を選ぶ、コネを使って正社員になる、美貌を活かした職業につく。などなど

しかし、素直で性格の良い美人はそこまでの思想に至らない。周りの優しさは、自分が美人だからではなく人間として魅力があるからだと思い込む。それも、全部が不正解ではないから厄介だ。

そこの図式には、「若さ」と「美人」の相乗効果がある。

 

若さという要素がなくなったとき、性格の良い秀でたスキルのない美人はきっと苦労する。だから、どちらかが欠けても生きてけるぐらいの生存戦略はあったほうがいい。